新都心皮フ科クリニック 本文へジャンプ
「院長からひとこと」 バックナンバー



大変ご迷惑をおかけします(2018/03/25)
当院の主軸となる従業員が,この23日(金)の夜に急病で緊急入院することになってしまいました.
2名体制で仕事を行っていた専門部署であり,急な事態ということもあり,当面は残る1名で作業をこなしていかなければなりません.
投薬などは精通した者による二重チェックが欠かせないため,やむを得ず一部診療体制を変更して急を凌がせていただくことといたしました.
皆様には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんが,どうぞご理解,ご了承のほどをよろしくお願いいたします.
また,入院した当人の体調不良のため,22日(木)の診療を急遽16時で打ち切らせていただきました.
併せてお詫び申し上げます.


謹賀新年(2018/01/01)
明けましておめでとうございます.
早いもので平成も30年となりました.
当院が「けやきひろば1F」から現在地ミツエビルに移転してまる2年,これもまた早いものです.
当初,元の場所に戻る戻らないで検討を重ねて参りましたが,結局,「新都心」でありながら落ち着いている環境が医療に合っていると判断し,現在の場所に定着して診療を続けさせていただいています.
本年も地域の皆さまに微力ながら貢献できればと思っています.
どうぞよろしくお願いいたします.


明けましておめでとうございます.(2017/01/03)
昨年1月12日に移転してから,はや1年が過ぎようとしています.
原点に帰ることで自分自身は新しい仕事環境に慣れることができましたが,旧年中,皆様には場所の違いからくる不都合など,色々とご迷惑をおかけしてしまいました.この場を借りてお詫び申し上げます.
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます.


工事が終了したようですが..(2016/09/04)
8ヵ月間に渡るけやきひろば1階部分の工事が無事に完了し,お披露目が行われた模様です.
当院は工事期間中も診療を中断することのないよう,まずは仮という形で独自に移転作業を行いました.
元の場所に戻るべきか,多くの方々の貴重なご意見も参考にさせていただきながら,検討に検討を重ねて参りましたが,施工主・貸主様の補償や広報活動への協力が残念ながら得られなかったこと,この先の契約条件が貸主様側の都合で定期借家に変更されること,引っ越し作業や法的手続きの繰り返しによる時間的・人的ロスが医業そのものにはメリットがないことなどから,現状(移転先での診療)を維持させていただくことといたしました.
仮といえども,折角作っていただいた内装設備を1年足らずで取り壊すのはやはりバチ当たりであり,業者の方にも申し訳がありません,
皮肉なことに,本日(9月4日)は当院の開院後ぴったり10周年の日にあたります.
今後は,商業活動で鼻息の荒いエリアとは一線を画する,静かな雰囲気が漂うウラの「新都心」で,外部要因に左右されずに落ち着いて診療に励んでいこうと思っています.
新都心の発展を願いつつ・・・ どうぞよろしくお願いいたします.


移転ではご迷惑をお掛けしてしまいます(2015/12/6).
スーパーアリーナさんの大規模工事に際して,年明けから現在の場所での仕事が続けられない状況となりました.
10年目にしてこのような予期せぬ事態に陥り,とても残念に思っています.
皆様には多大なご迷惑をおかけすることになり,まことに申し訳ありません.
移転コストも予想外の出費ですが,不幸中の幸い,同じ新都心エリアで今と同じくらいのスペースを持つビルの所有者様が,当院を快く受け入れて下さいました.診療はそちらにて継続させていただきます.
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます.


たかが「水いぼ」,されど「水いぼ(2015/05/07)
この季節になるといつも浮上してくるお話,それが「水いぼ(正式には伝染性軟属腫)」を取るか取らないかという問題です.
水いぼは軟属腫ウイルスの感染によって生じる皮膚の小さなぶつぶつで,1年を通じて見られますが,それ自体痛くもかゆくもありません.

水いぼが多い(主に)お子さんは,アトピーなどの乾燥肌で皮膚そのものが荒れてかゆいことが多く,バリヤ機能が低下しているため,一緒に引っ掻き潰してしまた際,ウイルスの感染・拡大を引き起こしてしまうのです.
人から人へうつる可能性がある病気ではありますが,例えば「水虫」や本来の「(ウイルス性)いぼ」,「頭じらみ」と同じで,今のところ医学的・社会的に治療の義務がありません.本人の倫理観のみで治療をするか決めていくことになります.

では「水いぼ」はどこでうつるのでしょうか?
プロレスごっこでじゃれあって肌同士が触れ合ったり
共有する遊具を介したり公共の場で使うトイレの便座おむつ替えベッド水泳でいえばビート板など肌が接触する道具を介すると考えられています.

名前から想像する,「水」を介してうつることはほぼないと考えます.
水泳の場合,その後の十分なシャワー洗浄(と保湿ケア)で予防は可能です.
保育園や幼稚園のプールに入るには「水いぼ」を取ることが条件になるとよく患者さんからいわれますが,なぜプールだけが悪者にと感じてしまいます.ちなみに小学校やスイミングスクールからそう言われることはほとんどありません.この差は認識の違いなのでしょうか...

「水いぼ」は最終的には免疫力で自然治癒していく,とても気の利いた病気なのです.ただ,治りきるまではそれなりの期間がかかりますので,それまで少しでも増やさない努力が必要です.

初めから取れれば取ってしまった方がすっきりはします.取る作業は専用のピンセットを使い,しらみつぶしに摘まみ取っていきます.痛みを緩和する麻酔テープも最近になって認可されましたが,効果は完全ではありません.
患者さんのキャラクタによっても痛がり,恐がりでうまく取れない場合があります.
なので一般の病気と同じように,総合的に「適応」を考えて治療方針を決めていきます.

当院の場合,「水いぼ」が10個くらいならその場でつまんで取ってしまいます.なぜなら残しておくと,いずれ一度は増えることが多いからです.ただ,「水いぼ」が少なく,肌の状態もよく引っ掻く可能性が低そうな場合は,執行猶予を決めておきます(やはり10個くらいまで).
それ以上「水いぼ」が沢山の子はスキンケアを行って自然治癒を促しますが,治さなければいけない切羽詰まった事情や期限などがある場合は,本人の苦痛も考慮しつつ2回,3回と分けて取り除いていきます.この時は患者さん本人にやる気がないと実行できませんが...

いずれにせよ,沢山の「水いぼ」を一度にまとめて取り除くのは,お子さんにとってかなりの侵襲になりますので,治療戦略は水イボを見付けた時から常に考えておく必要があります.
どのようなケースでも,「水いぼ」を少しでも増やさないために,掻かないための毎日のスキンケアは必須でとても重要です.


謹賀新年(2015/01/04)
明けましておめでとうございます.
サービス業の方はお正月もお忙しかったと思いますが,公務員や一般会社員の方の多くは,明日からが仕事始めになるのではないでしょうか.当院も明日から新年の診療を開始いたします.
お正月ぼけにならないよう気を付けてまいりますので,本年もどうぞよろしくお願いいたします


恭賀新春(2014/01/06)
明けましておめでとうございます.本日より診療を開始いたしました.
このところ寒い日が続いておりますので,皮膚症状の管理だけでなく,風邪など召さぬようお気を付け下さい.
本年もどうかよろしくお願いいたします.


生活習慣病としての皮膚病(2013/06/02)
肥満,高血圧,糖尿病などはよく生活習慣病として認識されているところですが,皮膚科領域にもよく生活習慣病と考えられる疾患が存在いたします.
①入浴の仕方 ②お化粧の選び方 ③衣服や靴の選び方 を間違うとこのような症状を発症する可能性が高まりますので注意が必要です.

まず①についてですが,ナイロンタオルを用いて肌を洗い続けていると,やがて皮膚のバリアが破壊され,アトピー性皮膚炎や皮脂減少性湿疹(肌の老化を早める),物理的刺激による蕁麻疹を引き起こす可能性が高くなります.入浴の際は顔を洗うように手で身体を洗いましょう.背中などどうしても手が届かない所は,綿のタオルでそっと洗いましょう.最初は慣れないかもしれませんが,2週間もすれば痛くてナイロンでは洗えなくなっているはずです.

次に②についてですがお化粧品の場合,年齢,肌の調子や季節的要因(温度・湿度)によって肌に対するダメージが異なってきます.長く使っているからといって安全とは限りません.いつもの化粧水を使ったらヒリヒリしたというのは肌が傷んでいる証拠です.異常を感じたらまず保湿系の薬剤で肌を回復させることが重要です.ファンデーションは毛穴を詰まらせない(毛穴が詰まるとニキビができます.)もので,落ちのよいメイク落としとのコンビで使いましょう.目の回り,口唇はとても敏感なので,良質なワセリンなどで保湿を行い,アイシャドー,マスカラ,リップクリーム,口紅の使用には十分注意いたしましょう.

③についてですが,肌に接する部分は通気性のよい綿素材の衣服(インナー)がよいでしょう.汗をかくことはむしろ好ましいことですが,それを外に逃がさないと,湿疹,あせも,とびひ,にきび,毛包炎等の原因になりかねません.靴はやはり通気性のよい物が好ましいことは言うまでもありません.通気が悪いと汗でむれて湿疹,かゆみの原因になりますし,水虫にかかっていたら悪化して他の雑菌まで繁殖してしまい,とても不衛生な状態になります.ヒールはせいぜい5cmくらいまでにいたしましょう.それを超えると,ウオノメ,タコ,外反母趾,弯曲爪,陥入爪(ふか爪からなる生活習慣病のひとつ)などになりやすくなります.長年をかけて症状ができあがってしまうと,その後の生活スタイルを大幅に変えることが必要で,クスリやちょっとした処置で容易に治すことはできません.
その他,足の病気は体重とも深く関わっていますので,肥満にはならないように注意が必要です.
なお,スポーツ(walkingやサッカーなど)で起こる足の爪の慢性刺激症状(爪のキズ,変形,爪甲下の血腫(血豆)など)も一種の生活習慣病と捉えられると思います.スポーツといえばそれまでなのですが,労働であることには変わりありません.ご注意頂きたいと思います.


敬頌新禧(2013/01/03).
お健やかに新春をお迎えのこととお慶び申し上げます.
昨年は震災の復興が思うように進まぬ中,領土問題など近隣諸国との緊張も高まるという気運がありました.
今年はこれらの問題が解決の方向に向かうことを願っています.
それにしても1年は早いです...


番号表示器(2012/09/26)
検査,修理を終えて無事に退院してまいりました.
ここ1ヵ月テスト使用していますが,特に問題なく動き,後遺症も残しておりません.
治療にあたって下さった方に感謝です.
これからも無理はせずに頑張ってもらおうと思っています.


番号表示器が...(2012/06/14)
長年活躍してくれていた院内の番号表示器が11,12日と不調となってしまいました.
該当製品は検査入院となり,現在は代替品で業務を行っています.
酷使すれば機械も人と同じく病気になってしまうんですね...
皆さまもお身体にはくれぐれもお気を付けください.


頌春(2012/01/05).
本日から本年の診療を開始いたしました.
昨年は大変な災害に見舞われてしまった日本ですが,今年はよい年になるといいですね.
どうかよろしくお願いいたします.


震災に遭われた方に深くお見舞い申し上げます(2011/03/14).
就職難,不況であえぐ日本にまた巨大な災いが起きてしまいました.
震源地付近では亡くなられた方,行方不明者が報道のたびに増加しており,ご家族やご親族の方はさぞかし心休まらない日々が続いていることと思います.
さらに原発関連による放射能漏れ,電力供給不足による計画停電などによる社会的な混乱など...このままでは日本人の我慢,忍耐という精神力が破綻してしまうことが懸念されます.
都知事が「津波は日本人の我欲への天罰」とおっしゃった(のちに撤回)そうですが,果たしてそうなのでしょうか.あの方らしい発言といえばそれまでですが...
いずれにせよ多方面に地震の影響が飛び火しております.人々の健全な気持ちが保たれている間に,1日も早く日常を取り戻せることを願ってやみません.
最後に,天災とはいえ施設の閉鎖によって当院休診の影響を受けられた方にはご迷惑をおかけしました.


慶春(2011/01/05)
新年おめでとうございます.例年,当院は12月30日から1月4日までをお正月休みとさせていただいているのですが,今回は曜日の並びから少し長くなってしまいました.明日から診療を再開いたします.本年もどうかよろしくお願いいたします.


迎春(2010/01/05)
明けましておめでとうございます.本日より本年の診療を始めさせていただきました.今年もどうかよろしくお願い申し上げます.


若田飛行士ご帰還おめでとうございます(2009/08/05).
さいたま市出身の若田飛行士は,大役を終えヒューストンのご自宅に戻り,熱く感じるお風呂に息子さんとゆっくり入られたそうです.奥様のシュテファニーさんの手作りチョコレートケーキもペロリ.
エンデバーの打ち上げが何度も延期になるなど,ひやっとさせられる場面もありましたが,結局は成し遂げて下さいました.米国の宇宙技術と若田飛行士の勇気には賞賛せざるを得ません.


 若田光一飛行士にエールを(2009/03/21).
医学とは直接関係ありませんが,今週はスペースシャトル「ディスカバリー」に搭乗した若田光一宇宙飛行士が,無事に国際宇宙ステーション(ISS)に入室したというニュースが流れました.日本人初のISS長期滞在クルーという快挙です.若田飛行士はさいたま市出身,当方らからみれば高校の先輩にもあたり,母校出身者の世界的なご活躍をとても嬉しく思います.若田飛行士が近くの氷川神社で外国人(ドイツ?)女性と結婚式をされたのも記憶に新しいです.人類の進化に役立つ大仕事を終え,無事にご帰還されることをお祈りいたします.
(6月に「エンデバー」でご帰還予定とのことです.)


 恭賀新年(2009/01/04).
明けましておめでとうございます.
1月5日から通常通り診療させていただきます.本年もどうかよろしくお願いいたします.


 しみの治療にも円高メリットを(2008/12/14)
加齢や紫外線の影響による「しみ」に悩まされている方も多いと思います.
しみの治療にはビタミンC誘導体などを含む化粧品類からケミカルピーリング,光療法,中周波治療,レーザー療法まで,文明の利器といえる様々な方法が存在し,それぞれ効果や長所,短所が異なります.

しみ取りを得意とするレーザーにも数種ありますが,どれもいくつかの皮膚病治療に使うこともでき,非常に有用です.当方も大学病院在籍時にはしみ,太田母斑,刺青(入れ墨)など多くの症状にレーザー治療を施術して参りました.
その流れもあって,当院でもしみに効果のあるレーザー機器を導入する構えで調査を続けてはおりますが,皆さまにおける費用対効果を考えますと,残念ながらまだそれを方法として選択すべきではないのではと感じてしまいがちです.
なぜなら,東大式レチノイン酸という比較的安価なクスリで,しみがかなりの満足度で薄くなってしまうからです.美白効果のある化粧品と比べても,コストパフォーマンスはかなり優れているといえるでしょう.

医療機器は使えば消耗します.そのため,初期導入費や維持費が高額なレーザー機器を,保険適用にならないしみに用いた場合,皆さまの治療費ご負担がどうしても大きくなってしまいます.相場は1cm四方あたり5千円から1~2万円といったところでしょうか...治療したいしみの総面積が大きい場合,少し迷ってしまう金額ですね.そこまで思い詰めずにもっとお気楽に,という気がしないでもありません.

レーザー機器は海外製を中心に日本製も存在します.円高効果で,少なくとも海外製品に関しては導入費用に割安感が出てくることが予想されますが,主要な機器において,現時点では1~2年前の円安のときと国内での流通価格がほとんど変わっていないのが実情のようです.理由は私ども素人にはよくわかりませんが,少し遅れてでも多少なりとも価格転嫁されてくることに期待したいところです.その結果,治療費を下げることに成功できれば感覚的な割高感が解消され,レーザー治療の優位性が増してきます.

そのようなわけで,当院ではコスト,効果面でもっと評価されてよいレチノイン酸を中心に今しばらく用いさせていただき,より幅広い方に気軽にしみ治療に臨んでいただだけたらと思っています.


 柑皮症について(2008/05/28)
先日,ある方の手の平がミカンの皮のようになっているのをたまたま拝見いたしました.皆さまは柑皮症(かんぴしょう)をご存知でしょうか.これは,野菜ジュースなどを好んで飲まれる方の手や足にβカロチン(カロテン)が沈着し,皮膚が黄色になるものです.健康上有害とはいえませんので放置しても構いませんが,度が進むとやや奇妙な感じかもしれません.野菜ジュースを毎日多めに飲まれる方は念のためご自身の手をご確認下さい.ご本人は症状に気付いていても原因がわかっていないことが多いようです.


 賀正(2008/01/03)
明けましておめでとうございます.あっという間に1年が過ぎてしまいましたが,この間多くの皆さまと触れ合うことができてとても嬉しく思います.本年もどうかよろしくお願いいたします.


 チャドクガはまだ健在 !? (2007/12/07)
昨日,チャドクガに接触したと思われる小学生の男の子を久しぶりに拝見いたしました.
涼しくなったので,もう蛾も撤退したかと思っていましたのでちょっと意表をつかれました.
しかし,偶然にも仕事の帰り道に鉄柵にとまっているチャドクガを発見,疑問が確信へと変わりました.
寒さで弱ってはいるようなのですが,まだチャドクガがおります.
春になるとまた,幼虫(毛虫)が発生してきますので,引き続きどうかご注意下さい.


 カサカサ肌にご注意下さい(2007/10/12)
早い(季節の変化に敏感な)方だと,9月下旬ころから肌の乾燥を感じられているようです.
また同じ頃より「手あれ」も目立つようになってきています.
暑い夏がやっと過ぎたと思って油断していると,今度は乾燥によるかゆみに悩まされてしまいます.
お子さまやご高齢の方,アトピー性皮膚炎におかかりの方など,肌が乾燥しやすいと感じられる方は,本格的な冬が訪れる前に保湿剤などでスキンケアを始めるのがよいかもしれません.それと入浴時のナイロンタオルの連用はお控え下さい.


毛虫皮膚炎再急増中(2007/09/21)
4~5日前から再び急増しているようです.お庭の片付けなどを行う際は,肌の露出部分を少なめにするなどの工夫をお願いいたします(特に首や前腕部).
毛虫皮膚炎についてはバックナンバーをご参照下さい.


治りにくいとびひに関して(2007/09/17)
この季節でも暑い日があると,くすぶっていた「とびひ」がまたすぐに顔を出してきてしまいます.それでも通常の黄色ブドウ球菌によるとびひは,普通通りの治療や皮膚の清潔ケアを行えば5日から10日程度で治っていきます.
問題は黄色ブドウ球菌が多くの抗生剤に耐性(抵抗性)を持った,MRSAという菌がとびひの原因である場合です.
MRSAは実は健康な方でも手や鼻腔内にはびこっている(保菌)場合があるのですが,これが活動を起こす(病原性を発揮する)と治療効果のある抗生剤が極めて限定されてしまいます.当院でも約1割位のお子さまがMRSAが原因のとびひにかかって,通常の治療ではなかなか治りにくいという状況になっていました.その際は,原因細菌を追求(培養同定)する検査と抗生剤への感受性(効き具合)検査が,治療法を選択する上で重要な判断材料になってきます.漫然と治療をするのではなく,色々なことを予測して早いうちから心の中で準備を進めることが,とびひからお子様を守る唯一の手段であり,専門医としての役目であると考えています.


「とびひ(伝染性膿痂疹:でんせんせいのうかしん)」にご注意(2007/07/02)
6月の最終週から「とびひ」にかかるお子さまが急に増えてきました.とびひは,湿疹や虫さされのかき傷,ケガのすり傷に細菌(主に黄色ブドウ球菌)が感染することによって,水ぶくれができたりびらん(皮膚がズリむけた状態)を生ずる病気です.それらが点々と移って腋の下などの間擦部をはじめ,顔(顔は鼻腔(びくう)から始まることが多い)や全身皮膚のどこにでも拡がって行きます.黄色ブドウ球菌はヒトの皮膚や鼻腔に通常でもしばしば存在し,かき傷などでバリアが弱くなっている皮膚内に簡単に侵入します.これらの細菌は高温多湿にて繁殖力を増しますから,もともと皮膚の抵抗力が弱いお子さまたちは注意をする必要があります.普段から皮膚に傷を作らない(かきむしらない),鼻腔には指を入れない,手や身体を石鹸でよく洗う(ただし傷を作らないように優しく手で洗う)などの注意が必要です.また,患部をガーゼや包帯(絆創膏・カットバンはジメジメしてしまうのであまりよくないようです)で保護して,お友達やご兄弟に直接接触しないようにする心配りも必要です.抵抗力の強いお父さまやお母さまといえども,ご自身のかき傷に病原菌が感染してお子様にうつしたり,逆にお子さまからうつることがありますので,不用意な接触は避け,お互いにうつし合わないように気を付ける必要があります.万一とびひにかかってしまったら,大抵は抗生物質の内服が必要となりますので,皮膚科などの専門病院を受診してご相談いただけたらと思います.


フィナステリド(プロペシア®)による男性型脱毛症(AGA)の治療について(2007/06/18)
同期のドクター(皮膚科開業医)と「フィナステリド内服錠の効果」について語り合う機会がありました.当院では,同剤の内服を早くから始めた方でもやっと7~8ヵ月が経過したところです.まだまだ髪がフサフサにはなったとはいえませんが,少なくとも「抜け毛が減った」という声は聞こえるようになりました.同期のドクターは1年以上前より同剤の処方を始めたとのことですが,「そのくらい続けていると効果がはっきりする」と絶賛しておりました.特に「頭頂部」の脱毛(毛包が萎縮・瘢痕化していないもの)にはすばらしい効果があると言っていました.ただし,脱毛の基礎的原因などによって反応に個人差があることは言うまでもありません.本邦ではまだ歴史の浅いクスリであり,今後良好な成績が広く認められるようになれば,多少のコストはかかったとしても,脱毛で悩む殿方への強い励みになるのではないでしょうか.
少し前まではAGAは諦めるしかないという雰囲気だったのに,今回のお話で医学の進歩を実感いたしました.これがドクター間の「口コミ」というものなのです.当院でも自信をもって処方を続けていこうと思っています.


毛虫皮膚炎急増中(2007/06/12)
ここ2~3週間,周辺地